お疲れさまです。熊本の税理士新田です。
電子手形が中小企業の資金繰りの円滑化に役に立つことが
どうもピンときません。
従来の手形取引が激減しているのは分かりますが、
手形取引という形態が電子ベースに変わっただけ。
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(1)全国の手形交換高
手形交換高は一般的に経済規模が拡大し、商取引が盛んになると増加する。反対に経済活動が停滞すると伸び悩み、また、手形の額面額が小さくなる傾向が見られる。
ただし、こうした景気動向以上に影響しているのが、ファームバンキングの普及等により決済に手形・小切手を使用しないケースが増加していることである。この結果、枚数は昭和54 年度、金額は平成2 年度をそれぞれピークに継続的に減少している。ちなみに平成18 年度中の枚数は1 億3,046 万枚(ピーク時の30.2%)、金額は468 兆8,308億円(ピーク時の10.0%)となっている。
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資金の流通が活性化するということでしょうか。
web画面上において、あたかも実際に手形を振り出したり、
割引したり、裏書譲渡したりするのと同様の操作を行うことにより、
他の取引者や取扱金融機関との間で信用取引・決済取引・割引取引
を行うシステム。
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日経NETより〜
電子手形に7000社参加へ ホンダ検討、中小資金繰り円滑化
企業間の新たな支払い方法として11月にも始まる電子手形(電子債権)取引に、まず約7000社が参加する見通しになった。ホンダ、JFE商事など主要企業10社が下請け企業への代金支払いに電子手形を使う方向で検討を進めている。激減した従来の手形取引に代わって電子手形が普及すれば、中小企業の資金繰りの円滑化に役立ちそうだ。