『小が大を超えるマーケティングの法則』
岩崎邦彦
日本経済新聞出版社
1 分かりやすい。
2 同感する。
3 なるほど、と思う。
4 くどくない。
5 著者を知っている。
サクサクと読むことのできる
本の条件を満たしていました(笑)
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企業間競争が激化する今日、「選ばれる企業」になるためには、
自らの「強み」を的確に把握し、それを徹底的に伸ばしていく必要がある。
「弱み」を改善しても、平均的な企業になるだけで、選ばれる企業にはならない。
39p
小さな企業には小さな企業の強みがあり大きな企業には大きな企業の強みがある。
小さな企業は、決して大きな企業の「縮小版」ではない。
小さな企業には、小さな企業のマーケティングがあるはずだ。
42p
需要が多様化すればするほど、「不特定多数の人をたくさん集める」というビジ
ネスモデルは成立しにくくなる。小さな企業が目指すべきは、「量的成長」でなく、
「質的成長」なのである。
56p
価格競争はしない。量の競争はしない。大量生産品とは距離を置く。
単純な速さの競争は避ける。これらは小さな企業のマーケティングの鉄則だ。
小さな企業は、「価格」でなく「価値」を、「量」でなく「質」を、「速さ」で
なく「賢明さ」を追求するのである。
144p
関係性(きずな)を重視するマーケティング(「関係性マーケティング」と呼ばれる)
においては、「売ってからが、始まり」という発想が欠かせない。一度買ってく
れた顧客に、将来的にも顧客でい続けてもらうことが重要になってくる。
153p
「商い」=「飽きない」といわれてきたが、現代ほど、この等式がしっくりくる
時代はない。顧客を維持するためには変化を続け、消費者が「飽きない」ように
することが大切である。
162p