名著をやっと、読み終わりました。。。
む、難しかった(笑)
日本語に引き直し、訳した本だからなのか、
言葉についていくのが辛いところもあり(笑)
でも、すっーっと頭に入り、
アンダーラインを引いたところも沢山あり。
いつか、また、読み返すかな(笑)
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以下、引用。
したがってわれわれは、一つの重要な分野で強みをもつ人が、
その強みをもとに仕事を行えるよう組織をつくることを学ばなければならない。
仕事ぶりの向上は、万能な者をリクルートしたり要求水準を上げたりすることによって
図れるものではない。それは人間の能力の飛躍ではなく、
仕事の方法の改善によって図らなければならない。
38p
第一に、する必要のまったくない仕事、何の成果も生まない時間の浪費である仕事を見つけ、
捨てることである。すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考える。
何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである。
58p
繰り返し起こる混乱は予知できる。
したがって、予防するか、事務的に処理できる日常の仕事にルーティン化しなければならない。
ルーティン化とは、判断力のない未熟練の人でも天才を必要とする仕事を処理できるようにす
ることである。経験から学んだことを体系的かつ段階的なプロセスにまとめることである。
65p
「どのような貢献ができるか」を自問しなければ、目標を低く設定するばかりでなく、
間違った目標を設定する。何よりも、自ら行うべき貢献を狭く設定する。
なすべき貢献には、いくつかの種類がある。あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。
すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成である。
これらすべてにおいて成果をあげなければ、組織は腐りやがて死ぬ。
81p
人、特に知識労働者というものは、自らが自らに課す要求に応じて成長する。
自らが成果や業績とみなすものに従って成長する。自らに少ししか求めなければ成長しない。
多くを求めるならば何も達成しない者と同じ努力で巨人に成長する。
97p
組織とは、強みを成果に結びつけつつ、弱みを中和し無害化するための道具である。
多くのことに強みをもつ人は、組織を必要としないし欲しもしない。
彼らは独立して働いたほうがよい。
しかしほとんどの者は、独力で成果をあげられるほど多様な強みはもっていない。
106p
組織を評価する基準は天才的な人間の有無ではない。
平凡な人間が非凡な成果をあげられるか否かである。
113p
集中のための第一の原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てることである。
そのためには自らの仕事と部下の仕事を定期的に見直し、
「まだ行っていなかったとして、いまこれに手をつけるか」を問うことである。
答えが無条件のイエスでないかぎり、やめるか大幅に縮小すべきである。
142p