会社を経営する社長に向けたメッセージです。
平時の社長の心得を自身の体験を振り返りながら、
熱く語られています。
よい本でした♪
でも、今思いました。
「会社は毎日生まれてもいる」(笑)。
思うのは、
会社の解散も、よい着地点にもっていきたい。
会社の将来も、描いたビジョンに近づかせたい。
そして、それを、社長と共有していきたい。
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以下、個人メモ
あなたは社長として会社をより良く成長させ、
より強い会社にするという使命を与えられたのですが、
会社の成長の前に、より良くする前に、まずこの会社をつぶさない、
いささかも減衰させないということが出発点であるべきなのです。
16p
日本の会社でも成功している会社、うまくいっている会社を見ると、
それぞれに意思決定のスピードを上げる工夫をしていますし、
グローバル企業と言われる会社を見ますと、会社の意図によって情報が集中され、
常時分析されて対処法が議論されています。
このような運営の原動力になっているのは、すべて社長の意思とリーダーシップ、
そしてその源は「会社は毎日毎日つぶれている」という潜在的な危機感に発しているものです。
81p
ですから社長、あなたは日々研鎭し自分の志を磨かねばなりません。
高い志を身につけるには、社業に関係するものだけに思考を限ってはいけません。
むしろ世界中のありとあらゆる事柄に目を向け、
また歴史という時間の流れを通して各々の現象の原因や、
人と人、国と国の関係を判断して見ることの積み重ねの上に自らの社会正義感を見出し、
高い志の土台にすべ自分の心を鍛えておくべきです。
現代の問題から次代に起こるべき解決にまで思いを致してほしいのです。
194P