1986年の本です。
当時は東大受験生のバイブルだったとか。
いつかは読みたかった本。
読んでみました。
恐らく、大切なのは、
考えを寝かせるということ。
朝の脳を活かすということ。
_________________
以下、引用。
枕上も、夜の時間ではなく、朝の枕上だと解したい。
われわれの多くは、この朝のひとときをほとんど活用しないでいるのではあるまいか。
いやしくも、ものを考えようとするのであれぽ、
目をさましてから、床を離れるまでの時間は聖なる思いに心をこらすことを心掛けるべきであろう。
38p
思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。
思考を生み出すのにも、寝させるのが必須である。
40p
あまり構えないで、とにかく書いてみる。
そうすると、もつれた糸のかたまりを、一本の糸をいと口にして、
すこしずつ解きほぐして行くように、だんだん考えていることがはっきりする。
また、書こうとしてみると、自分の頭がいかに混乱しているかがわかったりすることもある。
そういう場合でも、とにかく書いてみようとしていれば、すこしずつだが、筋道がついてくる。
書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。
もっともおもしろいのは、あらかじめ考えてもいなかったことが、
書いているうちにふと頭に浮んでくることである。
137p