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経営者の本棚

BOOK TITLE

リーダーシップに出会う瞬間

著者
有冬典子
出版
日本能率協会マネジメントセンター
個人的おすすめ度 
リーダーシップに出会う瞬間

グロービスの講師からよい本だと紹介していただきました。
そのとおり、自分の今にとても必要だと思えるものが
書かれてあり、身につけることができたらどんなによいだろうと(^^)

でも一朝一夕には身につかないんですよね。
でも、意識する。特に自己の感情の客体化の部分を。

それがどこから産まれているか。

 

 

___________

 

以下、個人メモ

 

私たちは外界で起きている事実をあるがままに捉えることはできず、自分自身の価値観や状況に影響を受けた意味づけを無意識に行い、そこから判断を下すものなのよね
38P

 

私は自分自身がコアな願いを起点に周りをリードできるコアリーダーでいたいと心がけているの。そのために、自分自身が目の前に起きていることをどのように認識し、判断しているかについて、無自覚にならないよう普段から気をつけるようにしているの
40P

 

「そう、自己犠牲的に振る舞う自分には、『保身』という本音があること、そして、その先に排気ガスをまき散らす自分がいるということ。それをちゃんと認識しておくこと」 「認識しておくだけでいいの?」 「そうだよ。それだけでいい」
119P

 

"現実に起きていると思い込んでいる9割が自分の勝手な解釈、つまり自分の推測の中で作ったストーリーや意味付けで、たった1割だけが事実だ、なんて言われていたりするわよ。人は思い込みの中で右往左往して生きているものなのね。その9割に振り回される人生はしんどいわよ。1割の事実にだけ対応する、と決めると、人生はシンプルになる。さあ、自分の状態をよく観察するべし。"
131P

 

「それはね、自分たちが支持しているリーダーが言っている意見が、どこから出ているかを見極めて判断するってスマートさを持つことだと思うの。 リーダーの言うことを何も考えずにそのまま信じるんじゃなくて、リーダーがエゴイスティックな部分からその意見を言っているのか、それともコアな願いから言っているのかを、ちゃんと自分の頭で判断する。
191P

 

「まずは、常に、自分の選択の起点が恐れからやろうとしていないかどうかを確認する。だんだん、自分の保身が的確な判断を阻害していることがわかってくるわ。そして、保身がなければ、どう判断するかを考える。 その繰り返しが自分の本当の願いと出会わせ、最終的に願いからの選択を見極めることになり、最後はそれを行動に移す。それがコアリーダーのコンピテンシーだと私は思うの」
201P

 

「結局……、自分が恐れているものは、自分自身なのよね。それを受け入れると怖いものがどんどん減っていく。代わりに人生そのものを信じられるようになる。
283P

 

 

 

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