V字回復への挑戦

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nitta
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ハウステンボス再建

開業以来19年間赤字経営を続けてきたハウステンボス。再建のために招聘されたのが旅行会社HISを経営していた澤田社長。再建にあたり最初に社員に伝えたメッセージは、『みんなで東京ディズニーランドを超えよう!』という言葉でした。うまくいくには、うまくいっている会社をまねること。どのようにV字回復を果たしたか、経営で気を付けていることは何か。澤田社長の講演を聞いた内容をメモしたものをご紹介します。

澤田社長が最初に社員に伝えたことは、次のようなものだったそうです。 1)何のためにハウステンボス(事業、仕事)をやっているのか。2)夢、目標をもってきちんとやっていきましょう。3)その前に、とりあえず、黒字にしましょう。ボーナスを取りましょう。 どのような事業でもゴールのない走り出しはありません。3年後、5年後、10年後、社員に夢や目標を持つことの大切さを伝えたのだと思います。しかもそれは当時自信をなくしていた社員にとって、元気、やる気が出るものである必要があったのだと思います。

 

黒字化のためのお願い

目標を達成するための当面の課題として次の3つをあげました。これらは我々中小企業経営においても参考になります。

1)みんなで掃除しましょう! お店、オフィス、事務所、工場がきれいな会社は発展しています。広大な敷地を持つハウステンボスは澤田社長の目から見て決して美しいものではなかったのかもしれません。徹底して皆で清掃をした。「トイレがきれいな会社がすべて儲かっているわけではないが、トイレの汚い会社は、すべて儲かっていない。」という言葉もあります。春休みにハウステンボスに行きましたが、ごみはなく、要所要所に素敵なごみ箱も置いてありました。

2)嘘でもよいから明るく振舞ってくれ! 当時赤字続きのハウステンボスを見て、一番問題だったのはこれだったと話されていました。自信を無くした人や企業というのが問題で、失敗したとき、問題のあった時ほど明るく元気よく振舞うことが大切。明るく振舞っていれば、自然とそういう気持ちになってくるからということでした。

3)1/3をフリーゾーンにして、経費を削減。 財務上で一番最初に取り組んだのは、経費の削減でした。そのために敷地の1/3をフリーゾーンにし、残りの2/3のスペースに資源を集中させます。20%経費を削減して20%売上げが増えて、黒字にならない会社はありません。20%の経費削減をみんなで努力して行いました。合言葉は次です。「20%経費削減ができない人は、20%仕事を早くしてください。」「20%早く仕事ができない人は、20%早く歩いてください。」

 

それは1位になれますか。

澤田社長も「ランチェスター経営」を押さえています。地域、商品、客層、オンリーワンかナンバーワンじゃないと人は来ない、ということを徹底されています。競争相手と同じことをやっていても、結局は価格競争になります。価格競争で得た客は、さらに低価格がでるとあっという間に逃げていきます。ハウステンボスで展開した次のようなイベントはまさに、そのなかで生まれたものです。 ●日本1の光の王国 ●世界のガーデニングワールドカップ ●九州1の花火大会 会社経営において、「1位になること」による効果で発展してきた企業は枚挙にいとまがありません。商品で1位になるか、地域で1位になるか、客層で1位になるか。あるいはそれらの組み合わせで1位になるか。ぜひハウステンボス再建への取組みに学びながら、自社に圧倒的に強い「1位」があるかを振り返ってみましょう。

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