いま、思うこと

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Writer
nitta

コロナウイルスによる影響が各方面で生じており、事業経営者の皆さまにおかれましては、大変困難な状況であるかと推察いたします。本号では徒然なるままに私の思うことのいくつかを書いていきたいと思います。

 

目次

自分ができること

過度に政府や他人に期待せず、今は自分が自分の力でできることを確認し、それを淡々とやっていくことが大切なのではないかと思います。この状況下、月並みですが、例えば、私にできること。

・人と会う時はマスクをする。部屋は喚起をする。
・発酵食品を食べることで免疫力増加。
・適度な運動、朝のジョギング。
・将来のために、変わらず、本を読む。
・オンラインで学ぶ。
・顧問先のためにあるべきことを考え、実践する。
・その他


過去に学ぶ

 およそ100年前に世界は今よりも遥かに驚異的なパンデミックを経験しています。過去を知ることは、個人レベルでも今に多くの示唆を与えてくれるのではないかと思います。

・スペイン風邪 世界人口3分の1から半分近くが感染。
・死者は、世界で5000万人から最大で1億人。
・日本では、当時の人口5500万人に対し約2380万人が感染したとされる。致死率は1.6%。
・約2年で終息。季節性のインフルエンザとなった。特効薬もワクチンも当時はなかった。
・終息は多くの人が一定の免疫を獲得したためなどと言われている。

 

朝の来ない夜はない

 私の友人がよくいう言葉です。上のスペイン風邪、しかりですね。いつかウイルスは終息します。だから今は企業は生き残ることを考えること。その方策は、確かな情報と社長の知恵。

 

軽率な一般化の罠

 人は誰しも、自分が見たこと、身の回りで起こった出来事、或いはたまたま見聞きした事象から結論を引出し、その結論を軽率に一般論化する傾向があります。例えば、次の具合。「K大学出身の者は変わった奴が多い。だから彼がK大学出身であれば変わっているだろう」。ステレオタイプ的な考え方をしてしまうと、無意識的にそのような事象のみに目を向けてしまいがち。かくいう私も頭では分かっていても、このような思考に陥ることもしばしば。あらゆるコロナに関する情報が飛び交っている昨今、経営者は特に、自身の思考が軽率に一般化されていないかチェックする必要がありそうです。

 

生き残る

 企業は利益を上げなければならない。このような状況のなか特にその言葉の重みを感じます。利益を上げていた結果、体力がある会社とそうでない会社。こういうときの対応が如実にあらわれます。とはいえ、そうでない会社も今は兎に角生き残ることを考えたい。個人的には資金はできるだけ調達することが当面の策かと思います。今の低金利下では、金利なしの恩恵はそうありません。大切なのは返済がはじまったときのことを考えること。

 

変化への対応

 『強い者が生き残るのではなく、賢い者が生き延びるのでもない。生き残ることが出来るのは、変化できる者である』。言い古された言葉ですが、これだけのスピードで世の中が進んでいるときには、判断と変化への対応もスピード感を持っていきたいですね。小さな改善、変化をスピーディーに起こしていくことが肝要だと思います。シリコンバレーの起業家たちは、「凄いアイデアは全体の5%で、95%は地道な改善作業の積重ねだ」ということをよく分かっているそうです。生き残るのは政府の施策や運ではなく、変化と智恵と知識が影響するかと思います。

 

令和2年4月15日/新田 哲也

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