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選択と集中
ここ最近、「選択と集中」の事業戦略で利益を増やしている企業が増えてきているようです。 逆に事業の「分散」や何にでも取組むという「総合」を目指す企業は赤字化傾向、もしくは利益率の低下がみられます。 弱者であるスタートアップ企業と強者の大手企業の営業利益率を比較してみると、 ●ゲームソフト会社 日本ファルコム営業利益率 44.2%(選択と集中) バンダイナムコ営業利益率 9.5%(総合) ●ブランド品販売サイト エニグモ営業利益率 38.2%(選択と集中) 楽天営業利益率 14.2%(総合) 弱者が価格競争に巻き込まれにくい独自の事業モデルを追求した結果です。大企業のSONYや大和ハウスでさえも勝てない事業からは撤退し、時代の風に乗れ、且つ自社の強みを生かせる事業にヒトモノカネを集中しています。
3Cと3S
先日、熊本市内で開催された「負けない経営、生き残る経営」というセミナーに参加してまいりました。そこで腑に落ちた「3Cと3S」という言葉をご紹介します。 事業戦略の視点、事業における宿命、事業戦略の鉄則は、3Cを考えること。3Cとは、顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)。
顧客(Customer)の宿命 「全ての顧客ニーズには応えられない!」 だからこそ、選択。 自社(Company)の宿命 「自社の経営資源には限りがある!」 だからこそ、集中。 競合(Competitor)の宿命 「他社と同じでは認知してもらえない!」 だからこそ、差別化。 事業戦略を考える視点は3S(選択・集中・差別化)です。世の中の企業の8割は赤字企業ということを踏まえると、大企業はもとより、中小、零細企業にこそ「戦略」が必要のようです。
経営の差
会社経営、特に中小零細企業の経営は9割がトップで決まると言われます。会社がいいも悪いも経営者次第というところでしょうか。だからこそ、経営者にとって経営は面白いものでもあり、経営をやっていく醍醐味でもあります。 経営の差は、知識の差。知っているか知らないかの差。3Cと3Sを上手に経営戦略に活かしていきましょう。