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引き算する勇気:会社を強くする逆転発想

著者
岩崎邦彦
出版
日本経済新聞出版社
個人的おすすめ度 
引き算する勇気:会社を強くする逆転発想

この方の講演は、とても共感でき、
そして、面白かった。

 

一言も言葉に出てきませんでしたが、
底辺にはランチェスターが流れています。
機能しているといった方がよいかもしれません。

 

_______________

 

以下、個人メモ

 

知識を生かすためには、必要のないものを引き算する力、重要なものを選択する力、選択した知識を掛け算する力などが欠かせない。
p58

 

資源が豊富にある大企業と違い、経営資源が乏しい中小企業は、「限りある資源」を「限りなく効果的」に活用しなければいけない。
p63

 

足し算をして拡げれば拡げるほど、他社と重なりができる。つまり、「足し算」は競争を促進するということだ。競争が厳しくなればなるほど、価格競争に巻き込まれやすくなり、収益は減少していく。足し算企業は、儲かりにくいということだ。「足し算」の行きつく先は、勝つか負けるか、他社との熾烈な競争である。最終的に、勝つのは少数の規模の大きな企業だろう。加えて、足し算は他社に真似されやすい。一時的に成功したとしても、経営資源に余裕のある別の企業にすぐ模倣されてしまう。
p64,65

 

引き算に成功するための第一の前提条件は、ぶれない「軸」があるということである。すなわち、引き算に成功する企業には、明快な経営コンセプトが欠かせない。「完壁がついに達成されるのは、何も加えるものが富なった時ではなく、何も削るものがなくなった時である」(サン.テグジュペリ)
p204

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