新型コロナウイルスや自然災害の影響が相次ぐ中、ふるさと納税を活用した地域支援の動きが加速しています。
コロナ禍をきっかけに、地域を支援したいと考える人が増え、寄附金の使い道に対する意識が高まっています。
そのような中、最近注目されているのが、ガバメントクラウドファンディング(以下「GCF」という。)です。
GCFとは、自治体が抱える問題解決の為、寄附金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、
そのプロジェクトに共感した者から寄附を募る仕組みです。新型コロナウイルスの治療薬開発プロジェクトや、
感染防止プロジェクト等に多くの寄附が寄せられ、「返礼品」ではなく「使い道(プロジェクト)」で
寄附先を選ぶことができるGCFを活用する人が増えています。
GCFは、ふるさと納税と基本構造は同じである為、寄附金控除を受けることができます。
原則として、寄附した金額から自己負担額の2千円を除いた金額を所得税や住民税から控除できますが、
その上限額は給与収入や家族構成などに応じて決まります。
コロナ禍で給与収入が減少する場合は、この上限額が少なくなる可能性がある為、今年は注意が必要です。
GCFは自宅でできる支援の一つです。
各自治体が様々なプロジェクトを行っていますので、興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか?