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BOOK TITLE

給与明細は謎だらけ

著者
三木義一
出版
光文社新書
個人的おすすめ度 
給与明細は謎だらけ

楽しく読むことができます。

経営者というよりも、
サラリーマンの方々に読んでもらいたいかなと。

給与から沢山むしりとられても?
給与所得控除額はありがたいですけどね。

 

_______________

 

以下、引用。

 

これらの公的年金は、かつては「給与所得」とみなされていた。
しかし、給与所得者のように実際には働いてはいない年金受給者が、
給与所得控除を適用されるのはおかしいではないかという批判があり、
「雑所得」に分類されるようになった。

 

雑所得にすると収入金額から実際に使った必要経費を引いて計算することになるが、
年金収入の必要経費になるのは保険料ぐらいである。
しかし、この保険料は、現役時代の給与から支出し、
そのときは社会保険料控除として非課税になっていたので、
年金としてもらうときも非課税とするわけにはいかない。

 

そうなると、年金収入そのものに課税することになりかねないので、
それを調整する仕組みとして、公的年金控除を導入して負担の調整を図ったのである。
224p

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