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BOOK TITLE

太閤記(下)

著者
太閤記(下)

『太閤記 (下)』

司馬 遼太郎

新潮文庫

 

 

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時間かかりましたが、読了。

秀吉の世界観と司馬遼太郎の世界観が

交差しながら、どちらにも引き込まれていく、そんな印象でした。


藤吉郎が秀吉に成り上った要因。

これが爪の垢ほどでも自分にあればと、

羨ましく思ってしまいます(*^^*)

 

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官兵衛はうなだれた。文字どおり信長が親であったであろう。卑賎からひろいあげられ、信長

の手塩で育てられた。この男の二十余年の歳月は、信長の存在をのぞいて瞬時も語れない。

信長の呼吸の数をさえこの男は自然に知っており、その数にあわせて、自分自身も一ツ呼吸

をしていた。

(……が)

と、官兵衛はおもう。この秀吉という人間の傑作ともいうべき人物は、片面で嬰児のように号泣

しつつ心のどこかではこの事態のゆくすえを冴えざえと見ぬきはじめているのではないか。

100p





「官兵衛、世の事はすべて陽気にやるのよ」

それが秘訣だ、と秀吉はおもっている。悪事も善事も陽気にやらねばならない。ほがらかにあ

っけらかんとやってのければ世間の者もその陽気さにひきこまれ、眩惑され、些細な悪徳まで

が明色にぬりつぶされて一種の華やかさを帯びてくる。

(そういうものだ)

と、秀吉はこの重大行動に出るにあたってことさらにそれを思った。

280p

 



 

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