『運をつかむ技術』
澤田 秀雄
小学館
ハウステンボスでの講演に感激して購入。
チャレンジしろ、失敗を恐れるな、
元気でいろ、運をつかみとれ!
そのような内容です。
シンプルな呼びかけですが、
結果を残している分、説得力があります。
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以下、引用。
失敗したら、やり直せばいい。それでもダメならやめればいい。
とてもシンプルで、文字にすれば数行のことだが、本当にそうなのだ。
別にどうということはない。
他人に迷惑をかけたのなら、誠意を込めて謝ればいい。
それでも許して貰えないのなら土下座でもなんでもすればいい。
償いはする。それだけのことだ。
二度とチャレンジできなくなるわけでも、人生が終わるわけでもない。
まして命が奪われるわけでもない。32p
そこで私は、経費を削れないのであれば、「1・2倍速く動く」ことを従業員に求めた。
1時間かけていた仕事は45分、50分で行う。
広大な場内を移動するだけでも結構な時間を要するが、そのスピードを2割上げる。
歩けば15分かかるところも、自転車なら5分で済むようになる。83p
失敗を乗り越えられる人、失敗から新たなヒントを見出せる人は、決して元気を失わない。
元気が最大の財産であることを知っているからだ。113p
ひとまず、やれる・やれないという判断は置いておき、心からそうなる、そうしたいと思うこと
ができれば、実現に近づく。
やがて頭の中に具体的な像が浮かんできて、本当に現実化させるためのヒントを呼び込んで
くれる。だからこそ、最後まで信じ切れれば実現するのだ。
130p
例えばエイチ・アイ・エスならば、世界一の旅行会社になる。
ハウステンボスであれば、観光ビジネス都市になる。
それも、5年後、10年後と期間を明確にする。
そこさえ間違いないものを定められれば、半分は成功したようなものだ。
経営者、あるいはリーダーの役割は、こうした夢のあるビジョンを設定することそのものなので
はないだろうか。132p