『稲盛和夫の実学 経営と会計』
日本経済新聞社
稲盛和夫 読むのは、3度目です。 この本から、「経営には、会計が大切なんだ」ということを 頭に叩き込まれました。
経営者オススメ度 ★★★★★
日曜日、また、一気に読みました。
少し前の本ですが、書かれていることは、
とても新鮮です。
経営者の方には、100%読んでいただきたいくらいの本です。
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以下、引用。
真剣に経営に取り組もうとするなら、経営に関する数字は、
すべていかなる操作も加えられない
経営の実態をあらわす唯一の真実を示すものでなければならない。
損益計算書や貸借対照表のすべての科目とその細目の数字も、
誰から見ても、ひとつの聞違いもない完壁なもの、
会社の実態を100パーセント正しくあらわすものでなければならない。
なぜなら、これらの数字は、
飛行機の操縦席にあるコックピットのメーターの数値に匹敵するものであり、
経営者をして目標にまで正しく到達させるための
インジケーターの役割を果たさなくてはならないからである。
5P
経営者がまさに自分で会社を経営しようとするなら、
そのために必要な会計資料を経営に役立つようなものにしなければならない。
それができるようになるためにも、経営者自身が会計を十分よく理解し、
決算書を経営の状況、問題点が浮き彫りとなるものにしなければならない。
経営者が会計を十分理解し、日頃から経理を指導するくらい努力して初めて、
経営者は真の経営を行うことができるのである。
43p