『 大変! 』
かんき出版
大武 健一郎
経営者オススメ度 ★★☆☆☆
著者は、元国税庁長官。
現在は、TKC全国会会長。
「大変」とは、大きな変化という意味。
大きな変化の潮流は何が原因となり、いつから起こったのか。
そして、今後日本の歩むべき方向性が語られています。
地方都市で生活していると、
書いてあることがマクロすぎて、あまりピンとこない。
いや、頭では分かっていても、あまりピンとこない。
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以下、引用。
日本の地方都市の地価は、バブル前の水準に比べて大暴落している。
だから、バブル崩壊ではない。中国の地価に近付いているということだ。50p
やがて、豊かさや余裕を感じ始めた日本人の消費は増え、個人貯蓄率は低下した。
それでも1990年代までは、約10%を維持していた。
しかし、2000年から急激に下がり、現在では2.2%まで低下した。 73p
日本にはそういうきびしい状況に立たされている中小企業の財務体質を診断し、
生き残りのための処方箋を作成する役割を果たせるプロたちがいる。
それは、日本が生み育ててきた税理士という資格を持ったプロたちである。202p
日本の税理士は中小企業のビジネスドクターである。
その技術、ノウハウを大いに活用すべきだし、
税理士の人たちにとっては、いまこそその力量を発揮する絶好の機会である。 204p