『人を生かす』
稲森和夫
日本経済新聞出版社
盛和塾での答弁を文章にしたもの。
稲盛さんと松下さんの違いはどこなのかな。
共通点はどこなのかなぁ、なんてことを
考えながら読んでいました。
共通していると感じる中で一番強く思ったのは、
「情熱」なのかなぁと思いました。
「情熱」がないと、そこに何も生まれないのでしょうね。
情熱、情熱、情熱、、。
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結局は業績がいいときも無茶をせずそれなりに、悪いときは歯を食いしばって、
社員の生活を考えて面倒を見てあげるという考え方が必要です。
社員の生活を考えれば、いいときにはボーナスをはずみ、
悪いときには払わなくてもいいというわけにはいかないのです。
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私は創業まもない頃から、大きな夢を描きました。
「この会社を西ノ京原町で一番の会社にしよう。原町一になったら中京区一。
中京区一になったら京都一。京都一になったら日本一。目指すは世界一だ」
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それを売ることが、どういう社会的意義があるのか、
わが社にとってどういうことを意味するのか、
あなたの人生にとってはどういうことを意味するのかを
いわなければならないのです。
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私と同じ考え方、判断基準、責任感を持った人を育て、
その人にそれぞれの部門を任せていけば、会社を大きくできると思ったのです。
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私の経営の根底には、「人間の思いは必ず実現する」という信念があります。
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リーダーは、常に何か新しいものを求め、
常にクリエイティブなものを集団に導入していかなければ、
その集団の進歩発展をさせることはできません。
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そうあろうと努力されることが大切です。
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